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ほんとうにあったこわい話5

ほんとうにあったこわい話5作目は

 

遺体の前で泣くのを堪えているように見える人が実は笑いを堪えてたという話です。

 

小6のときにひいおばあちゃんが亡くなりました。

多分80さいとか90さいとかそのへんだと思います。

病名はありましたがほぼほぼ老衰でしょう、お通夜でも悲痛な感じは一切なく、長生きしてよかったね的なほのぼのとした空間に包まれていました。

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そんな中、急いで駆けつけてきた風の40〜50歳くらいの男性が神妙な面持ちでひいおばあちゃんの横に座り(そのときはまだお布団の上に寝かされていました)、生前どんなに親切にしてもらったか、どんなに素晴らしい人物だったかを語りだし、

ひいおばあちゃんの手をとって

「こんな骨だけになってしまって…」と声を詰まらせました(泣いた)。

 

骨だけって笑

まだ火葬前なんだけど笑

 

そのときは耐えました。

 

次の日に葬儀が行われ、最後に参列者が棺にお花を入れていく場面で、例の男性がなんか言いながらまた泣いていました。

まだ耐えていました。

みんながどんどんお花を入れていくので、お花でほとんど顔が見えなくなって

いやいやこれは入れすぎやろと思うと笑えてきて手で顔を隠して震えていたら、親戚の人が

「つらいよね、だいすきだったよね」としんみり言いながら背中をさすってくれました。

それがきっかけで何人かのすすり泣きみたいなのが聞こえてきて、申し訳無さとおかしさで震えてしまいました。

 

そして火葬が終わり、骨を拾う場面で、

昨夜の骨だけの言葉が浮かんできて

今は骨だけになってると思うとまた笑えてきて

顔を覆って震えていると、また親戚の人が背中をさすってくれました。

 

本当にごめんなさい。